空気売れますか?

忘年会の価値
私は仕事がセールスライターなので、どうしても『売る』という方向に目が向きがちです。 人は物やサービスを買う対価としてお金を払いますよね。 なので、商品やサービスを買うほうとしては、お金の代わりに手に入れられるものってなんだろう?と考えるわけです。 そこで、数々の忘年会のお誘いを見ながら、忘年会の価値って何だろう?と考えてみました。 忘年会にはこんな価値があると思います。- 飲食ができる
- 家ではなかなか食べられないものが食べられる(飲める)かも
- 普段会わない人とお話できるかも
- 普段会っている人とはもっと仲良くなれるかも
- 普段会わない人とお話することで、自分にはなかった視点が得られるかも
- 新しい人脈に繋がるかも
- 楽しい時間が過ごせるかも
忘年会は想像を売っている
箇条書きした忘年会の価値を見てみると、最後に『かも』がついていることが多くないですか? 忘年会は飲食店でやることが多いので、食事ができる、何かが飲めることは確定しているとして、 『食事が美味しいかもしれないし、美味しくないかもしれない』 『新しい人との出会いがあるかもしれないし、ないかもしれない』 『参加者と仲良くなれるかもしれないし、なれないかもしれない』 『楽しい時間になるかもしれないし、ならないかもしれない』 もうこれは想像の世界。空気を売っているのと同じです。空気を売るのは難しい
セールスライターの先輩に「空気を売るのは難しい」と言われたことがあります。 そりゃそうですよね。 「触ることもできない」 「見ることもできない」 「匂いもない」 「聞くこともできない」 「味わうこともできない」 しかも、あるのが当たり前! それが空気です。空気が売れたら一人前のセールスライターかも
人間の五感で感じることができず、あるのが当たり前な空気。 そんな当たり前を文章で売ることができたら、きっとセールスライターとして一人前なんだろうな、と思います。 そしてまだまだ修行が必要な私は、今日も目の前の当たり前から、どんな価値を、必要としているお客様に伝えられるだろうかと、知恵をしぼるのでした。ブログ著者
宮腰早苗
みやこし さなえ
ライティングオフィス ファンアップ 代表
良い人材と良い仕事の出会いをサポートします
採用サイトの作成、LP、動画の作成、セミナー講師。
大手人材派遣会社在職中、求人広告ライターと営業を兼務し、目標の2割しか達成できず、クビ寸前になる。
そこで、企業も労働者も幸せになる働き方を提案し、90日でトップセールスに。その提案は、現在も多くの企業様に支持されている。
