炊き込みご飯は5合やろ!

From:宮腰早苗

東京のとあるセミナー会場より

 

富山から来た私にとっては暑いくらいの東京。

帰ったら数日後には雪が降るらしく(怖)

いきなり豪雪にならないことを願うばかりです。

(というか、体調管理に気をつけなくちゃ!)

富山の魚介類はこれからが美味しい

富山の名物と言えば魚介類。

魚はこれから雪の降る時期が一番美味しいんです。

先日、同居している姑から「スーパー行くなら牡蠣を買ってきて」と言われました。

 

我が家では、平日は姑が食事の準備をし、土日祝日は私が食事の用意をしています。その日はちょうど日曜日。

つ・ま・り「牡蠣食べたいんだけど!」という暗黙のリクエストなんです。

 

富山に嫁いで20年。姑とは結婚した当時から同居です。いつの間にか実家よりも長くなったので、はっきり言われなくても、言いたい事がわかるようになりました。

日曜日はよく行くスーパーの特売日

スーパーの店員

そして日曜日と言えばスーパーの特売日でもあります。

13時までに500円以上の買い物をすると、10個入りの卵が98円で買えるとあって、開店からすごい人・人・人なわけです。

 

しかも1人1パック限定なので、当然、私も娘一人を連れて行き、500円の卵を2つ買うためにスーパーへ行きます。

 

その日も、朝から激混みのスーパーへ行くと、ちょうど運よく目の前の駐車スペースが空き、すんなり車を止めることができました。

 

ラッキー!幸先いいぞ!と思いながら、店の中へ。何をさておき、真っ先に目玉商品の卵をカートに入れ、お目当ての牡蠣を買いに鮮魚コーナーに行きます。

牡蠣は水の入ったビニール袋に入っていて、正確にはわかりませんが、7,8個入っている感じです。

 

姑は「鍋でもしたらどう?」と言うのですが、我が家は5人家族。

1袋298円。2袋を買うと600円ほどになります。

しかも牡蠣って火を通すと縮むんですよね。こぶしだったはずの牡蠣が小指になっちゃう。(泣)

他に買いたいものもあるし、お財布と相談しながら「1袋だけ買うとしたら、何を作ろう?」と考えた私は「牡蠣飯を作ろう!」と思いました。

富山のギャル曽根から声が!

1人1膳と考えると、お米は3合あれば大丈夫!

と考えたのですが、富山のギャル曽根と言われている娘から「5合やろ!」との声が上がりました。

 

確かに牡蠣の炊き込みご飯なら、出汁も出るし、具が少なくても美味しいとは思うんです。でも1人に1個か2個しか当たらない牡蠣…さすがに5合は物足りないだろうと思い、結局3合の牡蠣飯を作りました。

3合の牡蠣飯はどうなったのか

その日、ダンナはちょっと遊びに行っていて、夕食の時間にいなかったんです。

しかし、3合の牡蠣飯は、4人のお腹の中にキレイに収まってしまいました。

なにせ「5合やろ!」と言っていた富山のギャル曽根は、どんぶりのようなお茶碗に2杯、普通のご飯茶碗ならおそらく4杯分は食べたのですから、あっという間になくなりますよね。

次、食べられるのはいつ?

我が家は炊き込みご飯になると、あっという間にご飯がなくなるんです。

なぜなら「次、炊き込みご飯を食べられるのはいつだろう?」と思うから。

特に牡蠣飯って、牡蠣が美味しい時期は決まっているし、1年でそう何度も食べられるわけではありません。

だから「食べられるうちに食べておこう」という心理が働き、あっという間にご飯が消えてしまうのです。

限定は価値である

金の卵

実は、スーパーの98円の卵もそうなんです。

日曜日の午前中という「期間限定」でもあり、売り切れ御免の「個数限定」。

だから日曜日のスーパーは開店時から、人・人・人。逆にお昼頃には、スーパーもガラガラです。

それぐらい「限定」という言葉は、人を惹きつける魔力を持っています。

手に入れられないかもしれないからこそ、人は欲しくなる

マーケティングをしているあなたなら、商品の特徴、ライバルと比較して自社商品はどこが良いのか、どんなお客さんにこの商品を売れば、喜んで買ってもらえるかなど、毎日考えている事でしょう。

「色々考えているけれど、なかなかいいアイディアが浮かばないんだよね。」という時は「限定」という名の価値をつけられないか、考えてみてはいかがでしょうか。

ブログ著者

宮腰早苗

みやこし さなえ

ライティングオフィス  ファンアップ  代表

良い人材と良い仕事の出会いをサポートします

採用サイトの作成、LP、動画の作成、セミナー講師。
大手人材派遣会社在職中、求人広告ライターと営業を兼務し、目標の2割しか達成できず、クビ寸前になる。
そこで、企業も労働者も幸せになる働き方を提案し、90日でトップセールスに。その提案は、現在も多くの企業様に支持されている。

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