記録をアナログで残す
先日、東京でライティングのセミナーを受講した時の持ち物に「ノート」がありました。
持ち物に「筆記用具」と書かれていることは多いですが、あえて「ノート」と書かれている意味はなんなのか?受講してわかったことは、「書くことの重要性」でした。
「書く」と「打つ」の違い
パソコンを使って文章作成をしている方も多いとは思いますが、パソコンを使うのは「(文章を)書く」とは言わず、厳密には「(文字を)打つ」と言います。
そして、私たちは、手書き、パソコンを問わず、文章を作成の時は、少なからず考えながら作ります。しかし、文章を書く時は考えてはいけないそうです。
書く時はひたすら書く。書きやすいペンを持ち、紙に向かって、ただひたすら書く。ひととおり書き出した後、それを眺めて編集(削るもの、残すもの、追加するものを区別)する。そう教えていただきました。
ノートで記録を残す意味
講師の方がおっしゃるには、ライティングをする時の情報収集にも、パソコンではなく、1クライアントさんにつき、1冊のノートを使っているそうです。そのノートを見れば、該当のクライアントさんの情報が全部わかる仕組みになっているそうです。
ノート、パソコン、それぞれに良さはありますが、私から実感しているノートの良さは3つあります。
情報の追加がしやすい
情報が追加しやすいのは、ノートかなと思います。
電源などの心配もなく、ノートとペンがあれば、どこでも書き始められるのと、思いついたらすぐに書ける(パソコンのように立ち上げる必要がない)のがノートの良さかと思います。
俯瞰して見ることができる
パソコンは画面の大きさにより、1度で見ることができる情報量に限界がありますが、ノートはページをめくるだけで、すぐに過去にも遡ることができるので、時系列で情報を確認する時にも便利な気がします。
絵を使った表現が簡単にできる
文字や文章で表しにくい内容を、絵で表現する時に、ノートはパソコンより簡単にできると思います。
私も、決して絵が上手な訳ではないのですが、下手は下手なりに、絵を見れば伝えたかったことが思い出せます。しかし、パソコンは、図形を使わなければ表現が難しいので、時間がかかります。
ノートで記録を残し、パソコンできれいに仕上げる
もちろん、記録もパソコンが便利という方もいらっしゃると思うので、使いやすいほうを使えばいいのですが、私も含めて、ライティングを仕事にしている人は、最初の情報収集の記録をノートで残し、それを見ながら、パソコンで文章化して体裁を美しく整えるというやり方をしている人が多い気がします。
ノートと言えば、パートナーは筆記用具。ライターのみなさんが、仕事道具としてどんな筆記用具を使っているのかも、ちょっと気になります。
ブログ著者
宮腰早苗
ライティングオフィス ファンアップ 代表
良い人材と良い仕事の出会いをサポートします
採用サイトの作成、LP、動画の作成、セミナー講師。
大手人材派遣会社在職中、求人広告ライターと営業を兼務し、目標の2割しか達成できず、クビ寸前になる。
そこで、企業も労働者も幸せになる働き方を提案し、90日でトップセールスに。その提案は、現在も多くの企業様に支持されている。