月末に向けて奇跡は起こしたい人に起きる営業の話
From:宮腰早苗
私自身、派遣会社に入るまで、営業はやったことがありませんでした。
仕事の紹介の仕方も、企業様と何を話すかも、当時の上司に教わりました。
営業になるまでライターをやっていて、エンパシーライティングという武器があったとはいえ、最初はエンパシーライティングが武器として使えるともわかりませんでした。
その結果、営業になってから3ヶ月で達成できた目標はたったの2割。
本部長から「どうしたらそうなる?」と言われて、直属の上司が「宮腰さん、頑張っているので、もう少し長い目で見てもらえませんか?」と言われて命拾いします。
上司は11歳も年下の男性でしたが、上の言うことは絶対!という社風の中、私を信じてくれたことが嬉しくて、「上司のために絶対数字を出す」と決めました。
会社が「3倍速で動け!」という会社だったので、やれと言われたことは全てやり、行けと言われたところは全て行き、迷ったらすぐに上司に相談しました。
派遣先にもたくさん怒られたけれど、「宮腰さんならできる、できる!」と上司に背中を押してもらったおかげで、少しずつ、結果を出し始めたのでした。
2016年9月初め(外勤営業になって半年)、上司との面談で私は「今月、全国1位のエントリー数(スタッフ紹介数)を目指します」と伝えます。
上司からは「東京や大阪に数で勝つのは無理」と言われましたが、一度で良いから頂点に立ってみたいという私の気持ちは変わりませんでした。
上司「何人エントリーを上げれば1位になれるかね?」
私「先月は、24人で4位だったので、30上げればいけるんじゃないかと…」
上司「24もすごいけど、富山で30はきついぜ〜。俺、営業10年やって9店舗まわったけど、富山が一番数字が上がらないもん」
私「確かに24人もラクではないですが、もう無理かと言われたら、もうちょっとできるかも…」
上司「じゃぁ、今月30目標にがんばってみる?」
という流れで、今月30人紹介するという目標を立てました。
結果が出るまでに時間がかかる順に、求人サイト、メール、電話でスタッフにアプローチ。しかし、3営業日を残して、エントリーは25止まりでした。
このままでは達成できない…そう思った私は、外勤なのに外へも行かず、事務所でひたすらスタッフに電話をかけていました。
正直何本電話をかけたかわかりません。
コールセンターか!というくらい、とにかく、コンタクトが取れそうなスタッフ全員に電話をかけ、ヒアリングをし、仕事を紹介し続けました。
9月30日の朝、私のエントリー数は28でした。
あと2人、なんとしても今日中に上げなければ…
そう思って、もう一度コンタクトが取れるスタッフを洗い出し、どの仕事を紹介するかも決め、電話をかけまくりました。
すると、念願の30エントリーは、夕方4:30ごろに達成。終業までまだ時間があったので、1エントリーでもプラスしようと電話をかけ続けたところ、最終的に31エントリーで9月を終えることができました。
この時は、自分が目標としていた30エントリーは達成したので、全国1位のエントリー数はできてたら嬉しいけど、できなかったとしても、また頑張ろう!という気持ちでした。
そして10日後‥
全ての営業に、先月の順位が届きます。
エントリー数の順位の欄には 1/77人 の文字がありました。
嬉しくて嬉しくて、私は上司の前で泣き、上司から「本当にエントリー30人で1位になれたね!」と言われました。(2位の人はエントリー29人でした)
富山でもスタッフ紹介数全国1位は取れる。3ヶ月前はクビ寸前だった私には、とても自信になりました。
3月31日まであと数日。
目標達成ができるかどうか、瀬戸際という方も多いと思います。
けれど、最後まで諦めなければ、奇跡は起こせます。そしてその奇跡は、必ず自分の自信になります。
行けるところ、提案できることをもう一度見直し、最後まで全力で走りましょう!応援しています!
ブログ著者
宮腰早苗
ライティングオフィス ファンアップ 代表
良い人材と良い仕事の出会いをサポートします
採用サイトの作成、LP、動画の作成、セミナー講師。
大手人材派遣会社在職中、求人広告ライターと営業を兼務し、目標の2割しか達成できず、クビ寸前になる。
そこで、企業も労働者も幸せになる働き方を提案し、90日でトップセールスに。その提案は、現在も多くの企業様に支持されている。