ビジネスを予測し、安心して進めるためのフレームワークを紹介

世界地図

ここ1ヶ月くらいでお会いした方の特徴として、何か新しいことを始めようと思っている方が多いような気がします。
新しいことを始めるにあたり、心配になるのが「うまくいくの?」ということではないでしょうか。

例えば旅行に行くときに、ふらっと出かけるという人もいるでしょう。
しかし、ふらっと出かけられる人というのは、おそらく旅慣れた人ではないでしょうか。

あまり旅慣れていない人や、初めての場所に行く場合は、下調べをしたり、地図を用意したりすることがほとんどだと思います。
新しいことを始める時に、もし、ナビしてくれる地図があったら、不安も軽減すると思います。
そんな新しいビジネスを始める時に使える、フレームワークをご紹介します。

顧客ニーズに合った商品を考えるためのフレームワーク

私も様々な商品の営業を受けることがありますが、ほとんどの営業は『商品の優位性』を語ります。

例えば『最速』、『最軽量』といった言葉は、その商品の特徴から見る、商品の良さです。
しかし、顧客のほとんどは『その商品が自分にとってどういいのか』にしか興味がありません。(最速…だからなんなの?ってことですね。)

他社商品と比べて、商品価値を考えるのではなく、顧客ニーズから商品価値を考える時に使うと良いのが『バリュープロポジションキャンバス』です。
バリュープロポーションキャンパスは、顧客がこうなったらいいなと思っていることや、今抱えている悩みから、どのような価値があると顧客は欲しいと思うのかという流れで商品価値を考えるフレームワークです。

顧客ニーズを最初に考えることで、商品だけが一人歩きすることなく、「品質は良いものなのに売れない」という悩みは少なくなると思います。

ビジネスモデル全体の設計図を描く

6月の弊社ニュースレターで、『Bissness Model You』という本をご紹介しました。
Bissness Model Youで取り上げられているのが、ビジネスモデルキャンパスで、どのようなお客様に対して、どのような経路で、どのような商品価値を提供するのか、そのためにどんな活動が必要で、どんなコストと資源が必要なのか、どんな人と関わりビジネスを進めて行くのか…といったビジネスの全体像を見える化したのがこのフレームワークです。

2つのフレームワークを組み合わせることで、より良いビジネスができる

私も、バリュープロポーションキャンパスを書いた後、ビジネスモデルキャンパスを書いています。そうすることで新しくやろうとしていることの全体を俯瞰しながら、かかるコストと得られる利益、どのような商品価値を顧客に提供できるのかが明確になります。

そのことで売上の予測も立てやすくなり、安心してビジネスを進めることができます。

先が見えないことがモヤモヤの大きな原因ということも

お話を聴いていると、モヤモヤの原因は『先が見えない』という理由も多く、フレームワークを使って書き出して行くことで、モヤモヤを解決し、先に進めることも多いです。

私は手書きで書くのが好きなので、手書きで書くことがほとんどですが、WEB上で利用できるフレームワークもあるので、使いやすいほうを利用されると良いと思います。

ブログ著者

宮腰早苗

みやこし さなえ

ライティングオフィス  ファンアップ  代表

良い人材と良い仕事の出会いをサポートします

採用サイトの作成、LP、動画の作成、セミナー講師。
大手人材派遣会社在職中、求人広告ライターと営業を兼務し、目標の2割しか達成できず、クビ寸前になる。
そこで、企業も労働者も幸せになる働き方を提案し、90日でトップセールスに。その提案は、現在も多くの企業様に支持されている。

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