セールスライター の仕事と記事を速く書くコツを大公開
昨日、WordPressの勉強会、WordPress Meetupに参加しました。
その中で
WordPressの編集画面で、見出し、写真、文章と入れる場合、速く入れるコツはありますか?
という質問がありました。
その時私は、
普通にブロックを積み重ねていくのが一番速いと思いますけどね
と答えたのです。
しかし今朝になって、
質問の根底にある意図は
「どうしたら1記事を速く仕上げられるか」
を知りたかったのかも?
と思いました。
私の場合ですが、Gutenbergのテクニカルなところを使って速く書いているわけではないんです。
実は、セールスライターの仕事全体を見ると、Gutenbergを使う時間は、そんなに長くありません。
Gutenbergで編集する時間が短くなるように、できる下準備はしておく。これが速く仕上げるコツかもしれません。
セールスライター的記事を速く書くコツを大公開
そこで今日は、セールスライターの仕事を大公開しながら、記事を速く仕上げるコツをご紹介します。
この記事でわかること
これからセールスライターになりたいと思っている人は、仕事のイメージがつくでしょう。
そして、ブログなど、日頃文章を書く必要がある人には、速く文章を書くコツがわかります。
文章を速く書くコツは、1つのことに集中すること
セールスライター の仕事をざっくり分けると
- リサーチ
- ライティング
- 編集
の3つに分かれます。
リサーチで文章の材料を集め、ライティングで文章にし、出来上がった文章を見ながら、編集(追加・削除・修正)をします。
記事を書くのが速いライターは、1つのことに集中します。
つまり、リサーチの時はリサーチに集中し、リサーチしながらライティングや編集をすることはありません。
なぜ1つのことに集中すると、結果的に文章が速く書けるのか
小学生の頃を思いだしてください。
作文の授業の時、原稿用紙に向かって、書いては消し、書いては消し、時間ばかりが経って、結局半分も埋まらない…という子、クラスに一人はいませんでしたか?
もしかしたら、あなた自身がそうだったかもしれません。
なぜ書いては消し、書いては消しの繰り返しになるのかというと、書くための材料がしっかり集まっていないのに、いきなり原稿用紙に清書しようとするからです。
そういう人は、ノートにざっくりとでいいので、書く内容を下書きするほうが結果的に速く終わります。
これは、このブログで何を書くかをざっくりまとめたノート。
本人がわかれば十分なので、綺麗に書く必要もありません。この程度なら1分で終わります。
セールスライター の仕事の流れ、大公開!!
速く書くためのコツがわかったところで、セールスライター の仕事の流れを見ていきましょう。
リサーチ、リサーチ、リサーチ
文章を書くための材料を集めます。人に直接会う、本を読む、インターネットで調べる…あらゆる手段を駆使して材料を集めます。
新鮮な材料で作った料理は美味しいのと同じで、どういう材料を集められるかで文章の質が決まります。
書く仕事というイメージが強いライターですが、いかに材料を集められるかが一番大切だったりします。
構成を作る
セールスライターの専門用語で「ストーリーボード」と呼ばれるものですが、いわゆる文章の構成を決めます。
この写真のようにノートや紙に手書きすることもあれば、パソコンで作ることもあります。
いよいよ書き始める
書き始めると言っても、手書きすることはないので、入力すると言うほうが適切かもしれません。
今、私が携わっているクライアントさんの記事は、全て最後にはWordPressに納めます。
しかし、まだWordPressを開けません。
まずはエディターと呼ばれる編集ソフトを使って入力していきます。
エディターと言うと難しく感じるかもしれませんが、要はメモ帳だったり、Wordなどの文章を入力するためのソフトです。
実は、セールスライターの世界には
「文章を入力する時はBackSpaceを使うな」という格言があります。
どういうことかというと
「材料がなくなるまで書くことに集中して書ききることが大事」
ということなんです。
「速さは質を担保する」という言葉もありますが、書き始めたら、編集のことは考えず、ひたすら書く、書く、書く。これが大事なんです。
書き終えたら休む
書き終えたら、次は編集なのですが、頭に文章が残ったままだと、ライティングと似たような視点で文章を見てしまうため、一旦その文章から離れます。
一息入れて、がんばった自分を褒めましょう。よく書いたー、自分♪
長い場合は一晩くらい文章を寝かせます。私自身も寝ることで頭をスッキリさせて文章に向き合うことができます。
頭がスッキリしたところで編集します
次は書き終えた文章の編集をします。誤字・脱字もそうですが、全体を見て、文章に過不足がないか確認します。
パソコン上で確認する場合もありますが、紙に印刷して直接赤ペンを入れることが多いです。紙に印刷するほうが、全体を俯瞰できるからです。
最初にこれで行こうと決めた構成が変わることもありますし、文章で見たら、結構ダラダラした文章になっていることもあります。
ダラダラした文章は離脱につながりやすいので、1万文字の文章が、編集で2000〜3000文字まで削られるということも多々あります。
ここで
えー!せっかく1万字も打ったのにー
なんていうケチ心をおこしてはいけません。
セールスライターはお客様に届く文章を書くことが使命なのです。
鬼編集長になったつもりで、他人が書いた文章を見るつもりでバッサバッサ切っていきます。
写真の準備
写真は、私が入れる場合もありますし、デザイナーさんやクライアントさん自身が準備する場合もあります。なので、写真の準備は必ずあるわけではありませんが、私が準備する場合は、ここで写真の準備をします。
ここでようやくWordPress登場!
文章ができました。
写真もそろいました。
ここまできたら、ようやくWordPressにログインし、編集画面のGutenbergを使います。
文章はエディターにあるのでそのままコピペします。
そのあと、見出しになる部分を見出しブロックに変更し、写真を入れ、パソコンとスマホでプレビューの確認をします。見え方がおかしいものは、ブロックを変更します。
最後に下書き保存にして、クライアントさんの確認を待ちます。
書くスピードを上げるならシングルタスク
1記事を仕上げるスピードを上げるなら、シングルタスクが一番です。
リサーチしながらライティング、ライティングをしながら編集といったマルチタスクは、速いようでいて、遠回りだったりします。
特に、ライティング中にリサーチで新しい情報が出ると、記事の内容に迷いが出たりします。迷いが出ると一気にスピードは落ちます。
新しい情報が出た場合は、一旦書き上げてから新しい情報を入れるか、新しい情報は別記事にします。
1記事を速く仕上げるコツ
セールスライターは、リサーチ、ライティング、編集の順番で記事を書いています。
1つのことに集中し、リサーチをしながらライティング…といった同時進行は、書き直しになることが多いのでしません。
エディターを使って下書きをし、全体を俯瞰して、OKになってからWordPressに移します。
プレビューを確認し、見た目だけをGutenbergで直します。
これが1記事を速く仕上げるコツです。
参考になれば幸いです。
ブログ著者
宮腰早苗
ライティングオフィス ファンアップ 代表
良い人材と良い仕事の出会いをサポートします
採用サイトの作成、LP、動画の作成、セミナー講師。
大手人材派遣会社在職中、求人広告ライターと営業を兼務し、目標の2割しか達成できず、クビ寸前になる。
そこで、企業も労働者も幸せになる働き方を提案し、90日でトップセールスに。その提案は、現在も多くの企業様に支持されている。