天職はもたらされるもの?
From:宮腰早苗
私が求人広告を書き始めたのは、派遣会社に入ってからなのですが、
派遣会社に入る前は、職業訓練校で講師の仕事をしていました。
母体がパソコン教室で、パソコンも教えながら、再就職支援をしていたんですね。
年齢層もバラバラで、
いわゆる就職浪人になった20代前半の若者から、
定年退職をしたけれど、まだまだ働きたいという方まで
教室は、おじいちゃんと孫?ぐらいの年齢差がある人たちが
同じことを学んでいる
なんてこともありました。
そのまま職業訓練校にいるのも良かったのですが、
講座全体の中で、就職支援の時間というのは短かったんです。
私は就職支援がやりたかったので、転職することを決めました。
それで、派遣会社に入ったばかりの頃は、
週4日を派遣会社に出勤して求人広告を書き、
週1日は職業訓練校で就職支援をする
という働き方をしていた時期がありました。
ある時、職業訓練校の生徒さんから
「先生は週4日何をしているの?」
と聞かれたことがあります。
私は「派遣会社で求人広告を書いてる」と答えると
「私らにその派遣会社から就職させるつもり?」
と聞かれたこともありました。
私は「いやいや、もし派遣で働きたいという人がいるなら紹介はするけど、そんなつもりで講師をしているわけじゃないよ」と答えました。
職業訓練校では、講師が他に所属している企業や団体のPRは禁止されていたので、
生徒さんから「先生は週4日何をしているの?」と聞かれるまでは
派遣会社にいることは、誰にも話したことがありませんでした。
「私から、私のいる派遣会社のPRはできないけれど、
みんなからの質問には答えられるので、
派遣ってどうなん?
みたいな質問には答えられるよ」と言うと、
そのあと、かなりの質問を受けました。
こうして生徒さんの質問に答えているうちに
「先生はなんで派遣会社で広告書いているの?
派遣スタッフさんの就労フォローの方が絶対向いている気がする」
と生徒さんから言われるようになり、
すぐではありませんでしたが、
私はスタッフフォローの仕事を兼ねることになりました。
しかし、もし生徒さんから
「スタッフフォローが向いている」と言われなかったら
ずっと求人広告だけを書いていたかもしれません。
仕事って本当に不思議なものだと思います。
目に見えないご縁ってあるなぁ…と感じています。
求人情報は、そんな目に見えないご縁をつなぐ、最初のきっかけなのかもしれません。
11月29日は、そんなご縁をつなぐ求人情報の書き方をお伝えします。
ブログ著者
宮腰早苗(みやこし さなえ)
エンパシーライティング インストラクターコーチ
派遣会社で毎月20名以上の派遣スタッフを紹介していた経験をもとに、採用サイトや採用ページの作成、インタビュー記事やコンテンツ記事の作成、営業などのセミナー講師をしています。