短時間で効率よく文章を書く方法① 手書きメモ

アウトプット大全

樺沢紫苑さんの最新刊『アウトプット大全』を読みました。

表紙に「学びを結果に変える」とありますが、私も学んだ後は、なんらかの形でアウトプットするようにしています。なぜなら、学びは食事と同じだと考えているからです。

食事をするのはなんのためでしょう?空腹を満たすためでもありますが、食べたものが血となり肉となり、体を作る役割があります。学びも食事と同じで、血となり肉とする=アウトプットだと思うのです。

本の中には、アウトプットに間することが80個書いてあるのですが、私自身、ライターという職業柄、どうしても「WRITING」の章が気になります。

私がこれまで「やりやすいから」という理由でやってきたことが、樺沢さんの本を読んで「こういう理由(根拠)があるんだ」とわかったこともあるので、その辺りを含めて書いてみたいと思います。

今日は手書きメモについてです。

タイピングよりも手書きに記憶効果がある

先日、インタビュー取材に伺った時「宮腰さんはボイスレコーダーは使わないんですか?」と聞かれました。結論から言うと、私はボイスレコーダーは使いません。インタビューの内容は、すべて手書きでメモしています。

話す、聴く、書く、を同時進行しているので、正直、字は綺麗ではありません。なぐり書きのようなメモになっています。それでも私は手書きメモにこだわります。その理由は二つあります。

手書きメモは、時間が経っても思い出せる

不思議なのですが、同じメモでも、パソコンなどでタイピングしたものだと、内容を思い出せないこともあるのですが、なぜか手書きのメモは、内容だけでなく背景まで思い出せるのです。

樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」にも、手書きの良さが書いてあります。

また、手書き中とタイピング中の脳の働きをMRI(磁気共鳴画像)でスキャンしたところ、手書き中のみ、ブローカー野という言語処理にかかわる部位が活性化していることも明らかになりました。

このように「手書き」と「タイピング」では、手書きで紙に書いたほうが、より記憶に残りやすく、勉強効果が高いことが明らかになっています。

メモですから、先方がお話くださった一語一語すべてがメモできるわけではありません。しかし、手書きのメモを見ていると、なぜか「この時こんな話もされていた」ということが鮮明に思い出せるのは、ブローカー野が活性して、インタビュー時の様子が映像のように記録されているからかもしれません。

記事作成の時間短縮に繋がる

実はボイスレコーダーを使っていたこともあるのです。しかし、ボイスレコーダーを使うと、どうしても「ボイスレコーダーがあるから(覚えなくても)いいや」になりがちで、いい加減に聞いてしまいます。一方で、記録は手書きメモしかないと思うと、聴き方も違ってくるようです。

また、思い出すために、ボイスレコーダーを聴き直すと、それだけ時間もかかります。その上、思ったほど、記事として良い内容も思い浮かばないのです。時間がかかる上に、記事として良い内容も思い浮かばないなら、手書きメモだけにしたほうが良いというのが私の結論です。

(もちろん、一語一句正確に記録しなければならない場合は、ボイスレコーダーは必須です)

まとめ

私は手帳やノートが好きで、どんなに便利なツールが出ても、結局、紙の手帳、紙ノートに戻ります。「手書きって面倒臭くないですか?」とよく言われますが、あとで一生懸命思い出さなくてはならなくなるほうが私は面倒臭いです。

仕事で言えば、ノートを使っていると、大事なところでノートのページがなくなり、ノートが分かれてしまうのが嫌だなぁと思っていました。しかし、今はROCKETBOOKを使っているので、ノートの記録がすべて写真で残り、スマホやパソコンで確認できるので、確認したいところが前のノートだった!ということもありません。(お値段は5000円近くしますが、記録がすべて写真で残るので、紙のノートに比べて場所を取らないのと、1冊で企業ごとなどに分類ができて、必要なところが見つけやすいのが気に入っています)

なぜ手書きメモのほうがより記憶に残るのか謎でしたが、アウトプット大全を読んで、手書きが脳を活性化することもわかったので、「手書きって面倒臭くないですか?」と聞かれても「記憶が活性化するのでむしろ手書きのほうが良いらしいですよ」と自信を持ってお伝えしようと思います。

ブログ著者

宮腰早苗

みやこし さなえ

ライティングオフィス  ファンアップ  代表

良い人材と良い仕事の出会いをサポートします

採用サイトの作成、LP、動画の作成、セミナー講師。
大手人材派遣会社在職中、求人広告ライターと営業を兼務し、目標の2割しか達成できず、クビ寸前になる。
そこで、企業も労働者も幸せになる働き方を提案し、90日でトップセールスに。その提案は、現在も多くの企業様に支持されている。

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